国際線の搭乗待合室=2025年4月11日午後1時41分、神戸市中央区の神戸空港、宮坂奈津撮影

 神戸空港で国際線の運用が18日始まる。関西、大阪(伊丹)との役割分担から、これまで国内線に限られていたが、急増する訪日外国人の新たな受け皿として、規制が緩和された。新しいターミナルもつくられ、まずはチャーター便として中国と韓国、台湾の5都市と週40便で結ばれる。

 就航する5都市は韓国のソウル(大韓航空)、中国の上海、南京(上海吉祥航空)、台湾の台北(エバー航空、スターラックス航空)、台中(スターラックス航空)。週5便の台北を除き、毎日運航される。

 行政や経済界などでつくる関西3空港の懇談会の取り決めで、利用者を奪い合わないなどとされたため、神戸での国際線は当面、旅行会社が需要に応じて航空会社に便の設定を依頼し、販売するチャーターのみと位置づけられている。実際には、利用者が各航空会社のサイトでも神戸のチャーター便の航空券を買うことができ、定期便とほぼ変わらないかたちで利用できそうだ。

 5都市へのフライト時間はいずれも2~3時間。兵庫県内を中心に関西空港まで行かずにすみ、より手軽に海外旅行が楽しめるようになる。

 ひょうご経済研究所は、今回…

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