【鹿児島】神村学園は10日の第2試合で木更津総合(千葉)と対戦する。初戦を控えた9日は兵庫県西宮市内の球場で打撃練習を中心に調整した。
この日はシートノックを終えてから約1時間を打撃練習にあてた。ピッチングマシンを使ったほか、相手の柱となる右横手投げの石沢順平投手(3年)を想定して、高校・大学時代は同じ右横手投げの投手だった小田大介監督(41)が打撃投手を務めた。対戦相手が決まってから数回、登板しており、「全身、筋肉痛です」という。
今大会ではいくつかのチームが、捕球ミスした後に悪送球してピンチを広げている。それを見て小田監督は守備練習で、わざとミスしてから送球するように指示。「ミスしてもいい。それを引きずらず『次はアウトにする』『打って取り返す』と切り替えよう」と選手に伝えた。
初戦に向けて「状態はいい」と小田監督。川下晃汰主将(3年)は「粘り強く戦って勝ちきりたい」と話した。(宮田富士男)