福島第一原発2号機で、燃料デブリを装置の先端でつまみ上げている様子=2024年10月30日、東京電力提供

 東京電力は2日、福島第一原発2号機の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を原子炉格納容器から取り出し、格納容器外に設置する隔離箱内に移した。一定の放射線量を下回っていることが確認されれば、容器に入れて運び出し、分析などを行う。

【動画】福島第一原発2号機で燃料デブリを持ち上げる様子=東京電力提供

 福島第一原発1~3号機内には、事故によって生じた燃料デブリが推計880トンある。非常に強い放射線を出すため、その取り出しは廃炉作業の最難関といわれている。

 今回は、試験的に3グラム以下を取り出す予定で、先月28日に、燃料デブリを取り出すための「釣りざお式装置」を格納容器内に挿入。30日に底部にある燃料デブリを装置先端の爪でつまむことに成功していた。

 東電によると、11月2日午…

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