将棋の第36期女流王位戦五番勝負(新聞三社連合主催)の第5局が25日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、福間香奈女流王位(33)=清麗・女王・女流王座・女流名人・倉敷藤花と合わせ女流六冠=が挑戦者の伊藤沙恵女流四段(31)に131手で勝ち、シリーズ3勝2敗で7連覇を達成した。
開幕直前、体調不良で出場を辞退した西山朋佳女流二冠(29)=白玲・女流王将=から伊藤に挑戦者が変更された五番勝負。今シリーズ初めて相振り飛車の戦いとなった最終局は中盤から福間が優位に立ち、伊藤の懸命の粘りも振り切って勝利した。
昨年12月の出産後、今年2月の産休明けからタイトル戦で敗退知らずの5連続獲得。女流六冠を堅持し、史上最多のタイトル獲得数を通算64期に更新した福間は「家族のサポートがあって、将棋を指せる喜びを感じています。家族のおかげかなと感じています」と夫と長男への感謝の言葉を語った。
インタビューに答える福間香奈女流王位
最終局の直前、漫画「あした…