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埼玉県

 埼玉県の大野元裕知事は14日、全国知事会文教・スポーツ常任委員会のオンライン会議に出席し、私立高校の実質無償化について「保護者の経済的負担の軽減は望ましい」と述べたうえで、「公立高校への支援のあり方を検討することが不可欠」などと国へ注文した。

 会議では、文部科学省が高校無償化に関する自民、公明、維新の3党合意の内容や無償化のスケジュールについて説明。知事らが意見交換した。

 大野知事は「私立高校がより大きな選択肢となることが予想される」として、「私立高校の経営がなりたたない地域や専門高校のみを公立高校が担うようになると、県の財政負担が増える」と懸念を表明した。

 会議後の囲み会見では「総論賛成、各論反対」と述べ、「まず公私の役割を議論するべきだ」とした。

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