秋葉原駅前広場に設置された太陽光発電を行うトレーラーハウス=2024年7月25日午前11時31分、東京都千代田区、石平道典撮影

 JR秋葉原駅前広場(東京都千代田区)に、太陽光発電の実証実験を行うトレーラーハウスがお目見えした。ハウスの内窓には次世代型の太陽電池を取り付けてあり、「窓で発電」することで、都市部での太陽光発電の実用可能性を検証する。

 実験は、区と、建材設備大手のYKKAP、インターネットで秋葉原の情報発信をしているAkiba.TVが連携して行う。

 「Akiba ZERO BOX」と名付けたハウスは、全長約7・2メートル、幅約2・5メートル、高さ約3・7メートル。屋根に6枚のシリコン系太陽光パネル、内窓6枚には薄く曲げられる「ペロブスカイト太陽電池」を取り付けた。同電池は日本初の次世代太陽電池で、「窓で発電」し、ハウス内のエアコンや照明などの電力を自給する。ハウスを既存ビルのミニチュアに見立て、発電量や発電効率などを調べ、再生可能エネルギー性能を検証するという。

 都市部の太陽光パネルは主に…

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