立憲民主党が11日に提出する今年度補正予算の修正案が判明した。一般会計総額13.9兆円の政府案から1.4兆円弱の減額を求める。予備費を活用して能登半島地震対応などの予算を積み増すが、基金に充てる予算は大幅に減らす。
憲法が定める政府の予算提出権を侵害しないよう、最小限の修正に限定した。
まず、4700億円使い残している今年度予算の予備費のうち1千億円の使途を、能登地震などに限定するよう予算総則に書き込む。水ぶくれが指摘される基金について、政府案では、宇宙戦略基金など31基金に計3.5兆円を積み増すとした。立憲はこのうち1.4兆円は年度内に執行するめどが立たないとみて、予算から削るよう求める。
与党の議席は衆院の過半数を…