15日投開票の大阪府泉大津市長選。3選を果たした無所属現職の南出賢一氏(44)と、諸派新顔で政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)の一騎打ちは、南出氏の陣営から「予想外に大きな票差」との声が漏れる結果となった。
南出氏 2万1700票
立花氏 4439票
南出氏陣営の幹部の一人は「ここまで差が開くとは」と話す。
告示日の8日、南海電鉄泉大津駅前であった立花氏の出陣式では聴衆が辺りを埋め尽くし、歩行者デッキにも連なった。この幹部はその多さに衝撃を受けていた。
立花氏にとって泉大津市は出身地とはいえ、目立った地盤はない。ただ知名度が高く、動画投稿サイト「ユーチューブ」やX(旧ツイッター)といったSNSで発信する情報は拡散される。南出氏陣営の警戒感は強まった。幹部は「有権者からどれぐらいの支持を集めているのか、ほとんどつかめない。票読みができない、難しい選挙戦だった」と振り返った。
有権者はどう見ていたのか。
「ユーチューバーらの店を商…