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小学生に競技かるたの実演をするかるた部の学生たち=埼玉県和光市、2025年3月22日、跡見学園女子大学かるた部提供

 「もっと取りたーい」「もう終わっちゃうの?」

 埼玉県和光市の公民館で3月22日、跡見学園女子大学かるた部(16人)と地元小学生との競技かるたを通じた交流イベントが開かれた。部顧問の加美甲多(かみこうた)准教授(日本中世文学)が百人一首についてミニ授業をし、部員たちが実演披露した後、小学生もかるた取りに挑戦。まったくの初心者だった子も、時間が来ると名残惜しい表情を見せるほど盛り上がった。

 かるた部部長で心理学部3年の大橋櫻子さん(20)は競技かるたや百人一首の魅力についてこう話す。「男女混合だったり、小学生と年配の方が対戦することもあったりと、性別や世代、人を選ばない競技です。歌を詠んだ人たちも、天皇、貴族、武士、僧侶、女官など多様な人たちでした」

 同大と百人一首との縁は深い…

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