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記者会見する兵庫県の斎藤元彦知事=2025年4月16日午後3時22分、神戸市中央区、添田樹紀撮影

 兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、県の第三者調査委員会が県の対応を「違法」とする報告書を提出してから、19日で1カ月。斎藤知事は「県の対応は適切だった」との主張を続けている。知事の言動に対し、県職員から不満の声も上がっている。

 第三者委は、斎藤知事の職員へのパワハラ10件を認定。県が告発者を元西播磨県民局長(故人)と特定し、公用パソコンを回収し、告発文書の作成を理由の一つとして懲戒処分した点を「違法」だとした。

 斎藤知事は「真摯(しんし)に受け止める」と繰り返す一方、「県の対応は適切だった」として、元県民局長への処分は見直さない構えを見せている。

 斎藤知事はパワハラを認めて…

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