料亭などでも使われるかつお節の「本枯節」を作る山吉国沢百馬商店の技能実習生ら。いぶしたカツオを屋外に並べ、天日干しにしていた=2025年5月13日午後3時14分、鹿児島県指宿市山川新栄町、小川聡仁撮影

 人口減と高齢化で、15~64歳の生産年齢人口が減る中、外国人労働者の割合が高まっている。

 参院選で外国人問題が争点の一部となり、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの加藤真主任研究員の協力を得て、総務省の「労働力調査」と厚生労働省の「外国人雇用状況の届け出状況」をもとに、日本で働く労働者のうち、外国人の割合を算出した。

 2024年の全就業者6781万人のうち、外国人は230万2587人。「29人に1人」が外国人という計算になり、小学校にあてはめれば、1クラスに1人の割合にあたる。リーマン・ショック後の09年は「112人に1人」だった。

記事の後半では、地図やグラフなどを駆使し、外国人労働者の現状と今後の見通しを紹介しています。

 都道府県別の外国人労働者の…

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