30日(日本時間31日)、大リーグのワールドシリーズをドジャースが制した。メジャー挑戦7年目、西海岸のこの伝統球団に加わって1年目で悲願の「世界一」を達成した大谷翔平(30)は、「ただ、ただ、うれしい。ナイスゲームだったなと思います」と感情を爆発させた。
球史に残る活躍の秘訣(ひけつ)を探ろうとする報道陣の質問にこう繰り返してきた。
- 世界一のドジャース、大谷翔平が開拓した道 日本選手の挑戦60年史
- ドジャースがワールドシリーズ制覇 大谷翔平、メジャー7年目で悲願
「自分にとって良い打席を送る」「自分のアプローチを変えずに続ける」
極めてシンプルな心構えを貫く。それに尽きるのだという。
「同じ時間に同じことをなるべくできるようなスケジュールをまず話し合い、周囲のサポートを受けながら、毎日同じルーティーンをしっかりこなせた」
レギュラーシーズン終了後、史上初のシーズン「50本塁打―50盗塁」を成し遂げられた環境について、そう答えた。
通訳の不在、かえってチャンスに
心が整えられない時期があった。
メジャー挑戦7年目で初めて…