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ホテルのVIP向けラウンジの受付で働く、インドネシア出身のムハンマド・イルファンさん=2025年6月30日午後5時16分、沖縄県恩納村瀬良垣、浅田朋範撮影

 「韓国から参りました。去年、新卒で入社しております。海外も経験してみたく、その1番目のステップとして日本に来ました」

 沖縄県恩納村の「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄」で、謙譲語も交えて自己紹介するのは、韓国出身のジョ・ミンヒョンさん(23)だ。

 韓国の大学で日本語を専攻し、「働きながら英語力を高めたい」と2024年4月からこのホテルで働き始めた。世界各国からの宿泊客をエントランスで出迎え、ロビーやラウンジに案内する。韓国語、日本語、英語の3カ国語を使い分ける。

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ホテルのエントランスで宿泊者を出迎える、韓国出身のジョ・ミンヒョンさん=2025年6月30日午後5時12分、沖縄県恩納村瀬良垣、浅田朋範撮影

 ホテルで働く正社員約220人のうち、ジョさんら外国人が約60人を占め、ほぼ全員が「技術・人文知識・国際業務(技人国)」の在留資格で滞在している。デザイナーや民間企業の語学教師、通訳など「高度人材」を対象とした在留資格で、更新回数に上限はなく、家族も滞在できる。

「頭数ではなく人材」、現地採用も開始

 ホテルの人事部長、江川健太…

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