米メリーランド州で2025年7月1日、空港に到着したトランプ米大統領=ロイター

 トランプ米大統領は3日、各国にかける新たな関税率を書簡にして、4日から送り始めると表明した。日本は関税の削減をめざして米側と交渉してきたが、トランプ氏は日本との合意について「疑わしい」と否定的な見解を公言。高税率を一方的に通告されるおそれが高まっている。

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 大統領専用機上で記者団の取材に答えた。トランプ氏は「170を超える国がある。良い取引をすることはできるが、それはとても複雑だ」と説明。「維持と管理がしやすいシンプルな合意がいい。あなたは20%や25%、または30%の関税を支払うという書簡を送る。おそらく明日から始める」とした。「そっちの方が簡単だ」とも語った。

 トランプ氏は1日、日本との合意について「確信を持てない」と述べており、日本に書簡を送る考えを示唆した。

 トランプ氏が設定した各国・…

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