トランプ米大統領は8日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と2日連続で会談した。パレスチナ自治区ガザについて集中的に協議したとみられる。イスラエル側は、米国などが支持する60日間の停戦案に同意しており、交渉の進展に期待が高まっている。
トランプ氏は会談前、ホワイトハウスでの閣議の途中で記者団に「専らガザについて話す。解決しなければならない。ガザは悲劇だ」と語り、イスラエルとイスラム組織ハマスの双方が停戦を望んでいるという見方を改めて示した。同席していたウィトコフ中東担当特使は「協議をしているところだ。当初は四つの問題があったが、現在は一つに絞られた。今週中に、60日間の停戦につながる合意を達成できると期待している」と述べ、停戦協議の進展を示唆した。
米ネットメディアのアクシオスによると、7日の首脳会談前には、交渉の仲介役を務めるカタールの代表団がホワイトハウスを訪れ、米高官らと数時間にわたって協議していた。
ウィトコフ氏によると、停戦…