ウクライナのゼレンスキー大統領。2025年5月8日、トランプ米大統領と電話で話したことを報告した=SNSへの投稿から

 ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は8日、トランプ米大統領と電話で会談したことをSNSで発表した。和平の実現に向けて議論し、「30日間の休戦の準備ができている」と伝えたという。

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 2人が直接話すのは、バチカンでともにフランシスコ教皇の葬儀に出席した4月26日以来。ゼレンスキー氏はトランプ氏から前線の状況について尋ねられ、概要を伝え、「30日休戦は今日から始めても良い」と語ったという。

 ゼレンスキー氏は「いかなる形式でも、ロシアと話す用意がある」と強調。そのための前段階として、ロシアが「無条件の全面休戦」に応じなければならないと条件をつけた。

 ゼレンスキー氏によると、トランプ氏は終戦を望み、必要な支援の用意があるという。ゼレンスキー氏は「さらに連絡をとることで合意した」と投稿を締めくくり、直後のビデオ演説では「(第2次大戦が終わった)80年前と同じように、世界は米国を必要としている」と訴えた。

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