米ワシントンのホワイトハウスで18日午後(日本時間19日未明)、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談する。欧州主要国の首脳らを交えた会合も開かれる異例の展開で、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、トランプ氏がウクライナの立場を理解して歩み寄るかが焦点となる。
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トランプ氏が今年1月に復権して以来、ゼレンスキー氏と対面して会談するのは4度目。今回の会談は、8月15日に米アラスカ州で行われたトランプ氏とロシアのプーチン大統領との直接会談を受けて設定された。
ウクライナとしては、激しい口論となって決裂したワシントン会談の「再現」は絶対に避けたい。各国の政府や報道によると、今回は欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長のほか、英独仏伊フィンランドの首脳もホワイトハウスを訪問し、ゼレンスキー氏を支える。
トランプ氏「ただちの和平合意が最善」
ウクライナや欧州にとっては…