米半導体大手エヌビディアが22日発表した今年2~4月期決算は、売上高が前年同期の3倍超となった。生成AI(人工知能)ブームが続くなか、同社のデータセンター向けの高性能半導体の需要の急増が続いている。
売上高は前年同期比3.6倍の260億ドル(約4.1兆円)、純利益は約7.3倍の149億ドル(約2.3兆円)となった。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は同日の決算発表会で「次の産業革命が始まった。新しいタイプのデータセンターをつくるため、企業や政府がエヌビディアと連携している」と話した。
対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」などの基盤となる「大規模言語モデル(LLM)」の開発や運営には、膨大な計算処理が必要となる。エヌビディアは、そのためのデータセンター向けの高性能の画像処理装置(GPU)を開発している。
AI分野で激しく競い合う米…