南東部を中心に米国を襲った大型ハリケーン「ヘリーン」の被害が広がっている。複数の米メディアは3日、死者が200人を超え、行方不明者が数百人いる可能性を伝えた。2005年に米南部を襲った「カトリーナ」以来の犠牲者数になるという。
AP通信は、3日時点での死者数が215人を超えたと報じた。そのうち半数近くがノースカロライナ州で亡くなっているとみられるという。
ヘリーンは9月26日夜、勢力が5段階で2番目に強い「カテゴリー4」のハリケーンとしてフロリダ州北西部に上陸した。その後は熱帯低気圧に弱まったが、洪水や建物の倒壊など甚大な被害を引き起こした。
上陸から1週間が経過しても…