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ベトナムのダナンで2017年11月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で話す、ロシアのプーチン大統領(左)と米国のトランプ大統領(第1期当時)=ロイター

 トランプ米大統領は8日、ウクライナ侵攻をめぐるロシアのプーチン大統領との首脳会談を、15日に米アラスカ州で開催するとSNSで発表した。2022年のウクライナ全面侵攻の開始後、米ロ首脳の直接会談が開かれるのは初めて。和平に向けた議論を進展させられるかが注目される。

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 プーチン氏は7日、ロシアを訪問したウィトコフ米特使と会談し、トランプ氏と近く会談することで合意していた。

 トランプ氏はウクライナ侵攻の和平仲介に意欲を示してきたが、最近はウクライナへの攻撃をやめないロシア側へのいらだちを強め、追加制裁をちらつかせ、速やかな停戦を求めている。

 一方、プーチン氏は、停戦の実現には、「根本的な危機の原因を排除する必要がある」として、ウクライナ側に領土放棄など事実上の降伏を求めており、譲歩の姿勢は見せていない。

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