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レバノン南部の町で9日、イスラエル軍の攻撃を受けた建物の状況を確認する人たち=ロイター
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 米国のバイデン大統領は9日、パレスチナ自治区ガザやレバノンへの軍事侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相と電話で協議した。ホワイトハウスによると、バイデン氏はイスラエルの安全保障に対する強固な関与を確認。イランの弾道ミサイル攻撃に対するイスラエルの報復計画について協議したとみられ、イスラエル側の出方に注目が集まっている。

 イランは今月1日、イスラエルへ約200発の弾道ミサイルを発射。イスラエルは米英の協力を得て大半を迎撃した。バイデン氏はイスラエルがイランの脅威に対処する必要性は認めるが、紛争拡大を招かないよう自制を促している。協議にはハリス副大統領も参加した。

 両首脳はイスラエルのレバノンへの攻撃についても協議。バイデン氏はイスラム教シーア派組織ヒズボラが過去1年の間に数千発のミサイルやロケット弾をイスラエルに撃ち込んだことをふまえ、イスラエルの自衛の権利を認める一方、特に人口が密集する首都ベイルート周辺で、民間人への被害を最小限に抑える必要性を強調した。

 ガザについては、イスラム組…

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