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中国・広州で6日、一対一の会談を前に握手をするイエレン米財務長官(左)と中国の何立峰副首相=AP

 米財務省は6日、中国との間で、両国や世界の経済の「バランスのとれた成長」に向け、集中的に議論することで合意したと発表した。電気自動車(EV)をめぐる対立をはじめ、両国間では経済分野の難題が多く残るが、経済の「バランス」をキーワードに、議論を継続することで一致した。

 3~9日の日程で中国を訪問しているイエレン米財務長官と、中国の何立峰(ホーリーフォン)副首相が5、6両日に協議したうえで合意した。

 今回の会談でイエレン氏は、中国のEVや充電池、太陽光パネルの「過剰生産」を、「懸念される問題」だと一貫して訴えてきた。中国政府からの巨額補助金を背景にしたEVなどの「つくりすぎ」が、各国の産業や世界経済に悪影響を及ぼしていると指摘。訪中前から「中国に必要な対応をとらせる」と語り、今回の会談でも改善を求めたとみられる。

 一方、国営新華社通信は6日…

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