2019年、大阪で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて会談したトランプ米大統領(左)と中国の習近平(シーチンピン)国家主席=ロイター

 ラトニック米商務長官は8日、8月上旬に中国と閣僚級の貿易交渉を行うと明らかにした。実現すれば3度目となる。米中関係は、双方の輸出規制を非難し合う最悪の状態は脱したが、通商上の対話は停滞気味だ。閣僚級会合で改めて対話の機運を醸成する狙いとみられる。

 米CNBCのインタビューで明らかにした。閣僚級会合にはラトニック氏に加え、ベッセント財務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表が参加する。ラトニック氏は「世界の2大経済大国の大規模な貿易協議を開始する」と語った。一方で、「多少の時間はかかる」とも述べた。

 米中間での閣僚級会合が実現すれば、5月のスイス・ジュネーブ、6月のロンドンに続いて3度目となる。

 米中両国は5月、互いに掛け…

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