イランとイスラエルからの邦人退避について説明する岩屋毅外相=2025年6月20日、外務省、加藤あず佐撮影

 岩屋毅外相は23日、米国のイラン核施設に対する攻撃について談話を発表し、「今回の米国の対応は、事態の早期沈静化を求めつつイランの核兵器保有を阻止するという決意を示したもの」との認識を示した。

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 談話では「イランの核問題を取り巻く状況が極めて困難な中、米国はこれまで対話を真剣に追求してきた」と米国に一定の理解を示した上で、「イランの核兵器保有は阻止されなければならない」とした。

 また、イランが米軍施設に対する攻撃を示唆していることにも深刻な懸念を表明。「米国とイランの協議を通じたイラン核問題の解決に向けた努力によって対話の道が再開されることを引き続き強く望む」とした。イスラエルとイランによる報復の応酬については「極めて遺憾だ」との考えを示した。

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