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米国防総省で会見するシン副報道官=2024年9月、清宮涼撮影

 米国防総省のシン副報道官は11日の会見で、ロシアが数日以内に新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を使用する可能性があると述べた。シン氏はロシアが「オレシュニク」を再び使用した場合について「戦場のゲームチェンジャーにはならない。ウクライナに損害を与え、犠牲をもたらそうとする新たな試みにすぎない」とも牽制(けんせい)した。

 米国のインテリジェンス(情報活動)に基づく評価だという。シン氏は事前に警告した理由について問われると、「(ロシアによる新型のミサイル発射が)戦場を変える特効薬にならないようにするためでもある」と述べた。ロシアは11月21日、音速の10倍の速度で飛ぶとする「オレシュニク」でウクライナ中部を攻撃した。ウクライナが、米国や英国から供与されたミサイルでロシア領内を攻撃したことへの対抗措置としていた。

 ロイター通信など米メディアは11日、米当局者の話としてロシアが数日以内に「オレシュニク」を再びウクライナに発射する可能性があるとの見方を伝えていた。

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