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米ホワイトハウスで2025年8月7日、記者団を前に話すトランプ大統領=ロイター

 バイデン前米政権で国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)を務めたボニー・ジェンキンス氏が7日、朝日新聞の取材に応じた。広島、長崎への原爆投下から80年となることを踏まえ、「核兵器が使われれば、世代を超えて悪影響を及ぼす。核兵器の恐ろしさを世界が認識することが重要だ」と語った。

 ジェンキンス氏は2021年から第2次トランプ政権発足直前まで国務次官を務め、現在はジョージ・ワシントン大客員教授。

 米ロ間に唯一残る核軍縮条約である新戦略兵器削減条約(新START)は、26年2月に期限を迎える。ジェンキンス氏は、米国のウィトコフ特使が今月、ロシアを訪問して政府高官らと会談したことを挙げ「十分な時間は残されていないが、対話の兆しがあることは前向きな動きだ」と評価。米ロ間の協議の進展に期待を示した。

 一方、第2次トランプ政権の…

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