Smiley face
写真・図版
米ノースカロライナ州で8月、経済について演説する投資家のスコット・ベッセント氏=AP

 トランプ次期米大統領は22日、経済政策の司令塔となる財務長官に、実業家のスコット・ベッセント氏(62)を指名すると発表した。トランプ氏が選挙戦で訴え続けてきた大型減税措置の延長をはじめ、税財政の分野で指導力を発揮できるかが問われる。

  • 【随時更新】第2次トランプ政権の主な顔ぶれは 主要人事を一覧

 ベッセント氏はウォール街を代表する富豪のひとり。著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドで経験を積み、自らの投資ファンド、キー・スクエア・グループを経営する。

 トランプ氏の高関税政策などへの支持を公言し、選挙戦を通してトランプ氏に経済政策のアドバイスをしてきた。財務長官の人選では、当初から最も有力な候補者の一人とみられていた。一方で、政府機関を率いた経験はなく、手腕は未知数だ。

 財務長官は、税財政や通貨政…

共有