中国軍東部戦区は、米軍のミサイル駆逐艦と海洋測量船が10日から12日にかけて台湾海峡を通過したと発表した。米軍はしばしば同海峡での航行を実施しているが、1月に発足したトランプ政権下では初めてとみられる。
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東部戦区は報道官談話で、全ての航行過程を追跡したとし、「米側の行動は誤ったシグナルを送り、安全保障上のリスクを高める」と批判した。
台湾国防部(国防省)によると、中国軍機による中台間の中間線付近での活動は11日午前6時までの24時間にのべ19機が確認され、うちのべ9機が中間線を越えた。