米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は31日、金融政策を決める会合を開き、政策金利の据え置きを決めた。高金利を維持し、インフレ(物価高)抑制を目指す。ただ、インフレ率は少しずつ鈍化しており、市場では次回9月の会合でFRBが利下げに踏み切るとの見方が強まっている。
FRBは7月30~31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を2001年以来の高水準である5.25~5.50%で維持すると全会一致で決めた。据え置きは8会合連続。高金利で企業や個人がお金を借りづらくすることで経済を冷やし、インフレを抑えるねらいがある。
直近6月の米国の消費者物価…