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「ヘルステック・イノベーション・ハブ」を視察し、脳卒中後の手のリハビリをゲーム感覚で行える装置を体験する秋篠宮妃紀子さま=2025年2月5日午前10時26分、盛岡市、上田幸一撮影
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 秋篠宮妃紀子さまは5日、盛岡市内の盛岡グランドホテルで第76回結核予防全国大会に出席した。

 主催する結核予防会は1939(昭和14)年に香淳皇后の支援で設立され、秩父宮妃が総裁に就任するなど長きにわたり皇室が支援してきた歴史がある。紀子さまは1994年4月から結核予防会総裁を務めている。2018年には、結核撲滅に向けた国際貢献などが評価され、国際結核肺疾患予防連合(本部・パリ)「名誉会員」の称号を授与されている。総裁就任30周年となった昨年4月には「結核療養の街」として知られた東京都清瀬市を訪れ、市内に点在する療養所跡地などを2時間15分かけて徒歩で巡った。

 紀子さまは、約2時間にわたり、日本と世界の結核対策についての基調講演のほか、シンポジウムなどを聴講。続いて開かれた大会で、「世界の人々が結核を患い、苦しむことのないように、私たちを含め世界の結核対策の関係者が今後も経験を共有し力を合わせていくことが重要」などと述べた。

 また、この日午前には、盛岡市内で、ヘルスケア関連の企業が集まる「ヘルステック・イノベーション・ハブ」にも足を運んだ。紀子さまは、片手がまひしている人のリハビリを助ける機器を実際に体験するなどした。社員らに「色々と見せていただき、医療の現場を支える皆さんの技術やものづくりへの思いを感じられました。とても心強く思っています」などと語った。

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