2024年5月14日、米ニューヨークの国連本部で開催された国連安全保障理事会の会合で、国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)の代わりにウクライナの状況を報告した国連人道問題調整事務所(OCHA)で資金管理を担当するディレクターのリサ・ドーテン氏=国連提供
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 国連安全保障理事会は14日、ロシアによる侵攻が続くウクライナについて公開会合を開いた。ロシア軍がウクライナ北東部ハルキウ州で展開し始めた新たな地上作戦による被害状況などが報告された。

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 国連人道問題調整事務所(OCHA)で資金管理などを担当するディレクターのリサ・ドーテン氏は、激しい戦闘が続くハルキウ州の状況に懸念を示した。民間インフラの大規模な破壊が行われ、食料や医療、電気、ガスへのアクセスも遮断されているという。「当局からの報告によれば、(14日時点で)7千人以上の民間人が避難している」という。

 また、ウクライナ東部と南部では「鉄道インフラに対し、新たな攻撃パターンが発生しているようで、非常に憂慮している」と報告した。

 国連人権高等弁務官事務所(…

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