選択的夫婦別姓制度の導入を政府に求めている経団連が1日、制度の早期実現を求めるシンポジウムを都内で開催した。導入に前向きな石破茂氏が新首相に就任するタイミングの開催となり、長年放置されてきた課題の解決に新政権が乗り出すことに期待する声が登壇者から相次いだ。
経団連は、改姓の負担が女性に偏り、ビジネスの現場で旧姓使用の弊害が出ているなどとして、選択的夫婦別姓制度の導入を6月に政府に提言していた。
自民党総裁選では制度導入の是非が争点になった。反対派の候補は、親と子で姓が分かれることなどを問題視し、「旧姓の通称使用を広げればいい」と主張した。
経団連のダイバーシティ推進…