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築100年を超える一勝地駅。5年間、列車は通っていないが、美しく保たれている=2025年3月14日午後2時23分、熊本県球磨村、八尋紀子撮影
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 熊本など3県を通る絶景ローカル線、JR肥薩線は2020年7月の豪雨で被災し、いまも不通が続く。今年3月、熊本県内の八代―人吉間(51.8キロ)は、33年度をめどに鉄道で復旧することが、決まった。豪雨から約5年。鉄路のあった風景は一変してしまった。記者が沿線を訪ねた。

 肥薩線と同じく球磨川沿いを走るのが国道219号だ。同県の八代市から人吉市までの約50キロのうち約30キロは通行許可がある復旧工事や住民の車以外は通れない。通行できる区間も工事で回り道が必要だったり、通行禁止になっていたりして、肥薩線にはなかなか近づけないのが現状だ。通行可能な国道からアクセスできる沿線に向かった。

 まず目指したのは、八代―人吉間が開通した1908(明治41)年からある木造駅舎が有名な「白石駅」(芦北町)。車で走ると、線路が外され、舗装されて道路になっているところも多いことに驚く。並行する県道のかさ上げなどの工事のためだ。白石駅に向かう道路のトンネルもかつては列車が走っていた。

 白石駅の駅舎は一見するとダ…

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