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あいさつをする日本維新の会の馬場伸幸代表=神戸市中央区、高木智也撮影
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 日本維新の会の馬場伸幸代表は28日、兵庫県の斎藤元彦知事らを内部告発した県の元西播磨県民局長が死亡した問題について「まず、真実をつまびらかにすること」と述べた。そのうえで「今言われていることが、著しく法規に違反をしていることがわかれば、我々維新の会、政党としてきちっとした対応をしていくことになる」と語った。日本維新の会は2021年夏の知事選で斎藤知事を推薦している。

 馬場代表は、維新の政策などを学ぶ「兵庫維新政治塾」の講師役として訪れた神戸市内で記者会見を開いた。知事選で推薦したことを念頭に、「報道されていることが全て事実であることが判明すれば、生みの親の1人である立場からしかるべき判断をされるように本人に直接話をする」と辞職を求める意向も示した。

 内部告発問題をめぐり、県議会に調査特別委員会(百条委員会)が設置されている。百条委設置については「知事が既に第三者委員会の設置を明らかにした状態の中で、わざわざ百条委員会を開くものなのかという疑問はある」とした。その一方で「とにかく百条委員会でも第三者委員会でも結構だから、早急に真相を明らかにしていくこと」と話した。(高木智也)

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