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記者団の取材に応じる日本維新の会の吉村洋文代表=2025年9月8日午後3時53分、大阪府庁

 日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は19日、TBSの番組に出演し、自民、公明両党の連立枠組みへの参加について「選択肢として排除はしない」と述べ、前向きな姿勢を示した。その前提となる重要政策として、7月の参院選でも公約として掲げた社会保険料の引き下げと「副首都」構想を挙げ、自民党総裁候補の発言を注視するとした。

 吉村氏は、野党の立場で自らの政策を実現させることには限界もあるとの考えを説明。「(与党の)中に入って責任を持ってやるのは一つの考え方だ」と述べた。

 そのうえで、「本当に国家として(維新の政策が)必要だと、まず総裁が思うかどうかだ。形だけだったら乗るつもりは全くない」とし、自民党総裁選での各候補の主張を注視していくとした。

 一方、吉村氏は与党との政策ごとの連携については「日本を安定的に動かしていくと考えた時に『これに賛成しなかったら予算に賛成しませんよ』とかすると、(政府が)本当に必要なことはできないのではないか」と述べ、否定的な考えを示した。

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