美容師のスキマバイトを仲介する「スポジョブ」の画面

 単発・短時間の仕事をスマートフォンのアプリでマッチングするスポットワーク(スキマバイト)が広まるなか、美容や看護の分野などで専門職に特化したサービスが出ている。

 埼玉県内に住む40代女性は、昨年3月から美容師のスキマバイトを仲介する「スポジョブ」を使って、週末の1日、数時間ほど働く。美容師免許や個人情報を登録して、1日最短1時間から申し込める。通勤距離や時給、職場環境などを見比べて選び、これまで10カ所以上の美容室で働いた。毎週異なるところで働くことも多い。「勤務前日でも申し込みでき、家庭や子どもの用事と合わせて予定が立てやすく、空いた時間で仕事できることが魅力だ」と話す。

 運営会社の「プロダクツ」(東京)は首都圏1都3県の約1300の美容室の求人を扱う。資格を持っていても働いていない「休眠美容師」の掘り起こしが狙いだ。鈴木みずほ社長は「美容業界は技術やトレンドの変化が早いため育児後など職場復帰のハードルが高く、短時間の仕事から始めて慣れることもできる」と話す。

■人手不足で看護師のスキマバ…

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