「世界では多くの紛争が今、発生しています。ウクライナやイスラエルとガザの紛争に対しては関心が高いけれど、スーダンの紛争は、誰もなかなか取り上げない」
スーダン出身で、日本で働くモハメド・オマル・アブディンさん(46)は13日、東京都豊島区で開かれたNGOのイベントで、参加した市民らを前に、国際社会の母国への「無関心」を憂えた。
アフリカのスーダンで武力衝突が始まり、15日で2年となった。多くの犠牲者や避難民を出してきた一方、国際社会の関心が低く、「忘れられた紛争」とも言われている。アブディンさんは、「スーダンに思いをはせて」と訴え続けている。
首都ハルツームで生まれた…