【動画】天王寺動物園から「故郷」の石川県へ帰ることが決まったアシカのユウキ=白井伸洋撮影

水槽の中を泳ぐアシカのユウキ。天王寺動物園から石川の動物園に帰ることが決まった=2024年10月24日午前11時14分、大阪市天王寺区、白井伸洋撮影

 能登半島地震で被災し、天王寺動物園(大阪市)に避難していたアシカが29日、「故郷」の石川県に帰ることになった。大阪で約9カ月、飼育員らの愛情をたっぷり受け、元気に帰郷できそうだ。同園での展示は27日までとなる。

 カリフォルニアアシカの「ユウキ」は体長約2メートル、体重約150キロ、19歳の雄だ。同種の寿命は25年ほどで、人間で言えば60歳前後。右に比べ少し短い左のヒゲがチャームポイント。のとじま水族館(石川県七尾市)でアシカショーに出演するなど人気者だった。

 1月の地震で水族館が被災。飼育に欠かせない空調や水の循環装置が壊れ、7時間の長旅を経て2月から天王寺動物園で「避難生活」を始めた。

 当初はエサのアジを食べづら…

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