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初当選を決めた浜崎真也氏=2024年11月13日、東京都国立市、西田有里撮影

 東京都国立市長選は15日投開票され、無所属新顔で元国土交通省職員の浜崎真也氏(40)が、3選を目指していた無所属現職の永見理夫(かずお)氏(75)=自民党、日本維新の会、公明党、都民ファーストの会推薦=を破り、初当選を決めた。当日有権者数は6万3411人で、投票率は42.21%(前回37.18%)だった。

 浜崎氏は「子育て支援が後回しにされ、子どもが置き去りにされている」と現市政を批判。保育園無償化や学童保育の利用料引き下げなど、教育や子育てに予算を投じることで「現役世代に選ばれるまち」にするとし、市政の刷新を訴えていた。

 選挙期間中は、立憲民主党の国会議員や東京・生活者ネットワークの都議、共産党の市議らの応援を受けた。ただし、「市民と向き合って意見を交わしながら政策を変えられる」とアピールし、政党からの推薦は受けずに幅広い有権者に支持を呼びかけた。

 一方の永見氏は、子育て支援施設の整備や旧国立駅舎の再築を2期8年の実績として強調。高齢化が進む富士見台地域の再整備や、さらなる地域包括ケアの充実などを訴えた。前回選と同様に自公両党から推薦を受け、組織戦を展開。維新の国会議員や都民ファの都議、周辺自治体の首長らも応援に駆けつけたが、及ばなかった。

国立市長選の得票

浜崎 真也 無新 13559

永見 理夫 無現 12977

=確定得票

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