米ホワイトハウスで3月3日、トランプ大統領(左)の隣で話をするラトニック商務長官=ロイター

 ラトニック米商務長官は14日、トランプ政権が検討する自動車への関税について、「どの国からくる車にも課さなければならない」と語った。「日本が、韓国やドイツなどよりも不当に有利にならないようにする」とも語り、日本車も対象になることを明言した。米FOXビジネスのインタビューに語った。

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 トランプ大統領は、4月2日に自動車関税の詳細を公表するとしている。税率は「25%程度」になる見通し。自動車は日本にとって最大の対米輸出品だ。高関税がかかれば、日本経済にも悪影響が及びそうだ。

 ラトニック氏は、米国に大量の自動車を輸出している日本、韓国、ドイツが関税の対象になるかと問われ、「それが公平だ」と語った。関税で輸入車を割高にすることで「米国車を買う方が安くなる」と述べ、米国での自動車生産の強化に役立つとの認識を示した。

 ラトニック氏は、トランプ氏…

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