自民党・小野寺五典政調会長（発言録）
日本の稼ぐ力、世界で稼ぐ力をしっかり取り戻していこう。伸びる企業、世界で稼ぐ企業に、国はえこひいきして応援する。その表れが、（半導体メーカーの）熊本のTSMC（台湾積体電路製造）、北海道千歳のラピダス。お金を兆円規模で入れていく。そして、世界のシェアを取り、技術を取り、私たちの次の世代、その次の世代の強い日本の稼ぎ頭、勝ち組にしていこう。
物価高の最大の原因は行き過ぎた円安だ。企業の税収は上がってきたが、まだ借金をして国を回している。円の信用を落とさないためにも、財政規律が大切だ。
野党の中には、いまが大切、いくら国が借金しても国民に還元（という意見がある）。円の信用を落として円安になって、また物価が上がれば、むしろ物価高を助長してしまう。この循環を続けていったら、最後、日本は破綻（はたん）国家だ。
石破（茂）総理は宣伝がうまくないので浸透していないと思うが、すでに2024年度補正予算と25年度当初予算で（住民税非課税世帯への給付や所得税減税などの）物価高対策は打っている。さらにどうなるかということを見ながら、必要なら追加の対策も打っていく。（富山市内での講演で）
