虐待死の件数を発表したこども家庭庁の庁舎受付=東京・霞が関

 こども家庭庁は11日、2023年度に虐待を受けて亡くなったことが分かった子どもは65人だったとする検証結果を発表した。前年度より7人減った。心中や心中未遂を除くと0歳児が7割を占め、統計を取り始めた05年からもっとも高い割合となった。

 65人のうち心中や心中未遂で亡くなった子ども以外の48人を分析。年齢別では0歳児が33人と突出しており、1歳と3歳、4歳がいずれも3人と続いた。10歳以上はいなかった。0歳児の占める割合は、16、20両年度の65%を超えて過去最多。特に0歳児のうち、生後24時間に満たない「0日児」は16人で、08年度に次いで過去2番目に多かった。

 「0日児」16人の死因は…

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