ファンにサインする西武の仁志・野手チーフ兼打撃コーチ

 (4日、プロ野球春季キャンプ)

 西武の野手陣は9枠ともレギュラーが決まっていない。中でも、二塁手争いは団子状態。主力として二塁を守っていた外崎修汰が、守備の負担を減らして打撃に集中するため、三塁にコンバートされたからだ。

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 後釜作りに、巨人などで活躍した名二塁手が挑んでいる。新入団の仁志敏久・野手チーフ兼打撃コーチだ。この日の「ランチ特打」では、身長166センチの児玉亮涼、164センチの滝沢夏央に身ぶり手ぶりを交えながら打撃理論を注入した。

 仁志コーチも171センチと小柄ながら、14年間で1591安打を積み重ねた。「彼らは力で飛ばすタイプじゃない。コンタクトしていく打撃は難しいのでよく見てあげないと」と指導にも力が入る。

 児玉は「(仁志コーチは)いろんな引き出しがある方なので、自分に合った方法で練習ができている。参考にできる部分をたくさん吸収したい」と意欲的だ。=南郷

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