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ゲストのMリーガーらが、優勝した吉田朱花さん(中央)と桃代さん(左から2番目)を祝福した
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 親子やきょうだいらのペアと、麻雀(マージャン)プロリーグ「Mリーグ」の選手らが競う第37回家族ふれあい健康麻将大会(日本健康麻将協会主催)が30日、東京都の品川区立総合区民会館で開かれた。

 61組122人の参加者に、Mリーガーの岡田紗佳(サクラナイツ)、猿川真寿(ビースト)、Mリーグの放送対局の司会を務める日吉辰哉の3選手が加わり、3回戦の合計の点数を競った。

 優勝したのは、吉田朱花さん(小4)と桃代さんの親子。朱花さんは役満の「大三元」をあがるなど好調で得点を重ねた。「娘の足を引っ張らないようにした」という桃代さんも健闘し、栄冠をつかんだ。途中2人で作戦会議を開き、攻めるか守るか方針を決めたことも勝利につながった。

 朱花さんは「役満があがれてうれしい。麻雀が面白いのは、急に相手がリーチをかけてくるなど、予測できないことが起こるところ」と話した。鈴木優選手(パイレーツ)のファンで、Mリーグの試合を見て勉強しているという。

 試合後、岡田選手は「小さい子どもたちが打牌(だはい)も速く、プロ顔負けの麻雀を打っていて、カルチャーショックを受けた。(サクラナイツは今季敗退したが)私も気持ちを取り戻さないと、と思いました」と驚いた表情。猿川選手は「毎回小2の選手とあたって負けました。自分の子どもも同学年なので、本格的に鍛えようと思いました」と会場を笑わせた。

 日吉プロは「麻雀は勝って偉そうにすることもないし、負けてふさぎこむ必要もありません。『勝っておごらず、負けてくさらず』で今後も頑張ってください」と呼びかけていた。

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