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公演に向け稽古する学生たち=2024年11月27日、大阪府茨木市西安威2丁目の追手門学院大、岡田真実撮影
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 認知症の祖父をもつ大学生が、実体験をもとに演劇の脚本を書いた。支えられる側の気持ちを考えてほしい――。劇を通じて伝えたいことは、自身の後悔からきている。

 主人公は、音楽喫茶の店主「朝陽(あさひ)」。認知症を患っている。妻の夏来と二人三脚で店を切り盛りしてきた。

 ある日のこと。皿を洗おうとする朝陽に、夏来が声をかける。

 「どうしたの? 置いといていいよ。割ったら大変でしょ」

 病状を気遣っての言葉。だが、朝陽は快く受け取れない。

 「助けようとしているのはわかる。でも俺の存在意義をなくされている気がして、つらい」

昔はやった歌 聞いたおじいちゃんは

 脚本は追手門学院大(大阪府…

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