詩人・谷川俊太郎さんが最晩年に語った言葉と、新旧の詩をまとめた本「行先(いきさき)は未定です」が刊行された。「いい音楽には、自分がない そういう言葉を書けたらいいな」。創作への執念や、歩行の自由を失った老境の機微が、生々しく伝わる。 本紙朝刊で昨年4月に連載され、デジタル版で公開中のインタビュー…