13日に死去した詩人の谷川俊太郎さんは、全国の学校の校歌や学歌を作詞してきた。
相模原市立若草中学校(南区)の校歌も谷川さんが詞を、息子の谷川賢作さんが曲を手がけた。
音楽担当の小野ひとみ教諭は着任したとき、谷川さん父子作の校歌だと知って驚いたという。
「新しい ふるさとのため 一粒の 種となるべく 若草は 大地に根づき……」
五七調の短く平明な歌詞で、2番まで。新入生に教える立場として「曲も歌詞も短くて、覚えやすい。生徒たちに親しみやすい校歌だと思います」。
俊太郎さんの死去が報じられた19日には、小野さんは授業で「私たちの校歌をつくった詩人が亡くなられた。『スイミー』の翻訳をした人」と紹介し、昼休みの校内放送でも生徒に訃報(ふほう)を伝えた。
玄関に直筆モニュメント、きっかけは
福岡修一校長も「どうして、こんな有名な詩人や音楽家の校歌があるんだろう」と不思議に思って調べた。
福岡校長によると、同校は1…