乗客と荷物を一緒に運ぶ「貨客混載」列車として長年走り続けてきた長良川鉄道(岐阜県関市)のディーゼル車両「ナガラ305号」が9日、ラストランを迎えた。
同社は2018年から貨客混載を開始。通学・通勤客らが乗るほか、荷物も積み込まれ、駅で業者が車に積み替えている。ナガラ305号は混載開始記念としてヤマト運輸のロゴマークが入ったラッピングが施され、話題を集めた。
2000年の製造で、耐用年数を迎えて引退することになった。同社が発表すると鉄道ファンなどから「最後に乗ってみたい」といった問い合わせが多数寄せられ、当初は9日の午前便で運行を終える予定が、深夜まで走る最終便に延長することにしたという。
9日午後1時前、関駅では最…