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2016年の豪雨で崩れた石清水八幡宮の信長塀=京都府八幡市、石清水八幡宮提供
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 阪神・淡路大震災から30年の節目に、文化財の防災と継承について考えるシンポジウム「京の宝 未来へ ―文化財と防災―」(京都古文化保存協会主催)が3月上旬、京都市であった。自然災害や火災などによる被害を振り返りながら、地域住民と協力し合うことの大切さを改めて確認した。

 左京区の京都府立京都学・歴彩館で開かれた。パネル討論には、同協会顧問の佐々木丞平・京都国立博物館名誉館長ら5人が参加。多くの国宝や重要文化財を所蔵する石清水(いわしみず)八幡宮(京都府八幡市)と三十三間堂(京都市東山区)の事例を中心に意見を交わした。

 標高120メートルの山上にある石清水八幡宮は近年、何度も自然災害に遭った。討論に参加した田中朋清権宮司(ごんぐうじ)によると、2016年の豪雨で織田信長が奉納したと伝わる築地塀(信長塀)が崩壊。18年には市内で震度5強を記録した大阪北部地震で、多くの石灯籠(どうろう)が倒れた。

 この年は台風による倒木もあり、電気と水道が止まった。「夏の約10日間、冷房も水も使えない状況に陥ったのです」と田中さんは振り返った。

 同協会の杉谷義純理事長は、三十三間堂本坊妙法院の門主。千体千手観音立像(国宝)で知られる本堂(同)に、いにしえの工人らが施した免震の工夫を紹介した。

 建てられたのは鎌倉時代。仏…

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