1月場所後の横綱審議委員会で、豊昇龍が74代横綱に推挙された。モンゴル出身で、朝青龍のおいだ。1993年に曙が外国人で初の横綱となってから、横綱に昇進したのは11人。うち8人が外国出身で、日本の横綱は貴乃花、3代目若乃花、稀勢の里の3人にとどまる。土俵は、モンゴル勢を中心とした海外力士に席巻されている。
日本相撲協会の資料によると、戦前の1934(昭和9)年1月場所の番付に米国出身の「平賀」が登場したのが外国人力士の第1号だ。ロサンゼルス出身で、春日野部屋の序二段力士だった。
戦後初の外国出身力士は、人…